「できないこと」「どうしようもないこと」はある

私たち平成世代は、「努力することが大切」だと教わってきました。努力の必要性に世代は関係ないかもしれませんが、それでも昔は精神論を語られることが多かったです。

ですが、私が努力をしてもオリンピック選手になれることはないだろうし、知的障害を持つ人が東京大学に合格できる可能性もほとんどありません。

人間にはできないことがあるし、どうしようもないことだってある。それは勉強でも、スポーツでも、仕事でも同じです。

努力や高い目標を持つことを否定しているわけではないですが、かつて努力至上主義だった私は、自分の「できないこと」、「どうしようもないこと」を認めることで救われたんです。

できないことが多い、不完全な人間だからこそ、助けてもらえたときに感謝の気持ちが生まれるし、わずかな成功で思い上がらずに済むんじゃないのかな……?
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