不登校への理解

世間一般的に不登校児への理解が進んできているとはいえ、まだ十分ではありません。インターネットの掲示板などでは未だに「嫌なことから逃げているだけ」「ズル休みだ」という声もあります。
 多くの不登校のお子さんと関わってきましたが、積極的な不登校になっているという子はほとんどおらず、多くの子ども達が「普通に学校に通うことができない自分はダメな人間かもしれない」と自責の気持ちを持っています。不登校の原因は様々ですが、明確にいじめや嫌がらせ等の要因があるというよりも、心が知らず知らずのうちに無理を重ねてしまい、ある日どうしても学校に足が向かなくなる、というケースが多いよう思います。
 今は不登校児を対象としたフリースクールや放課後デイサービスもあり、社会との接点は持てます。世間一般の皆さんには不登校の子を「嫌なことから逃げているだけ」「ズル休みだ」と決めつけずに、長い目で見守ってほしいです。心が十分に充電されれば、あるべき場所へと自然と向かっていけるでしょう。
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