やさしい算数「比べる量」と「もとにする量」の関係

小学校5年生の算数は、大きな山場だと思っています。型にはまった立式や単純計算だけでは解けなくなってしまうからです。そしてその1つが「比べる量」と「もとにする量」の関係です。簡単な例題を紹介します。
 6mが3.6㎏の針金があります。この針金1mでは、何㎏の重さになるでしょう?
 この計算は比較的簡単で「比べる量」÷「もとにする量」つまり、3.6÷6で答えが出ることはみんなわかるんじゃないかと思います。ただ5年生にもなると小数のわり算を学習しており、小数でわるという考えもできるんです。だから、問題の本質を理解していないと、3.6÷6なのか、6÷3.6なのか、わからなくなってしまう。はたまた、かけ算かもしれないと思ったりします。私はこういうとき、問題を絵でかいてみます。3.6㎏の針金を6等分したうちの1つと考えれば、3.6÷6と式が導けます。解き方だけを端的に言うならば「1がある単位の方をわる」です。
 日常生活にたくさん転がっている算数。その1つ1つの概念をしっかり考えてみるのも楽しいかも(*^_^*)
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