失敗は人を優しく、そして強くする

塾講師という職業上、毎年受験指導をしています。希望通りの進学が叶う子もいれば、当然受験に失敗してしまう子もいます。そして私もその一人であり、若いころはたくさんの失敗をしてきました。(もちろん今でも失敗はあります)
 ただ、一生懸命に努力をしてダメだった場合、たくさんの学びがあります。何が足りなかったのか、努力の方向性はどうだったのか、自分の適性など。これは単に「頑張りが足りなかった」で済ますことではなく、本質的に自分を振り返る良い機会になるんです。また失敗した経験から自分は完全な存在ではないことを知ります。上には上がいて、簡単に手が届かないものだってある。勝者、敗者あらゆる立場の気持ちが分かり、人に優しくなれると思うのです。
 そして失敗を乗り越えた人は強い。「上手くいかなくても、そこからまた学べばいい。通過点の一つである」と思えるとすごく楽になるのです。生徒達には失敗も大きな経験値として捉えてほしいと思います。
画像の説明

コメント


認証コード4613

コメントは管理者の承認後に表示されます。