2021.06.13
カテゴリ:ブログ
挫折を経験して
私は中学から大学まで、約10年間吹奏楽をやっていました。仲間たちと協力して1つの音楽を作り上げることが好きだったんです。大学は教育学部だったんですが、先輩の伝手で吹奏楽部に入りました。音楽専攻だったので自信をもって入部したんですが、みごとにそのプライドを打ち砕かれることになりました(笑)
同じトロンボーンの先輩たちが上手すぎたんです。その先輩たちの足元にも及ばず、合奏でも足を引っ張ってしまう自分。周りの目も怖かったし、演奏のミスを指摘される度に自信を失い、どんどん委縮してしまいました。器楽の授業でもトロンボーンの有名な先生に指導していただいているはずなのに、レッスンにもついていけませんでした。どうしても自分の殻を打ち破ることができなかった。効率的で自分に合う練習方法を見つけることができなかったのかもしれません。でも、同級生の支えもあり、何とか乗り越えることができました。
日常生活の中で、ふとその時のことを思い出します。でもその経験があったからこそ、私は「教える」仕事をしているんです。自分が「上手くいかない」側の人間だったからこそ、「上手くいかない」子ども達に寄り添える気がします。人生いろいろありますが、その経験すべてを武器に生きていきたいです。